院長挨拶 板垣 宗徳
この度、内科、消化器肝臓内科、内視鏡クリニックとして所縁のある千歳烏山駅前で開業させていただくことになりました。
私は、医師である祖父と父の姿を見て育ち、同じ医師としての道を志し、大学卒業後は約20年に渡り、母校である東京慈恵医科大学病院、関連病院を中心に勤務いたしました。病棟責任者、外来医として様々な内科疾患や専門である消化器肝臓内科の診療に従事し、内視鏡診療においては30000件を超える症例を経験し、研究面では潰瘍性大腸炎の新たな治療への挑戦をテーマに博士号を取得いたしました。また、非常勤医師として震災被災地に勤務し、微力ではありますが、専門外来も含めた内科診療にも携わらせていただきました。
昨今の医療では悪性腫瘍や難病に対しての新薬の登場により、予後の長期化や病気の制御が可能になり、また、内視鏡、画像検査においてはAIシステムの開発により診断技術が向上し、様々な場面で我々人類の健康をサポートしてくれています。しかし、近年の目覚ましい医療の進歩がある一方で、いつの時代でも患者様の心と体に向き合う姿勢が大切であることを勤務医としての20年で痛感いたしました。母校の建学の精神に「病気を診ずして、病人を診よ」という言葉がありますが、患者様を中心に考える医療こそが、これからの医療において必要不可欠だと感じます。
医師としての様々な経験で得た知識や技術を少しでも還元し、患者様ひとりひとりとのつながり、対話を大切にしたきめ細やかな診療ができるように、地域で信頼していただけるかかりつけ医として精進してまいります。
「症状があるけど、受診に抵抗がある」、「健診で異常を指摘されたけど、どこのクリニックを受診すればいいのか分からない」、「内視鏡検査はよく分からないし不安だ」、「以前、内視鏡検査をして辛かった」といった理由で、受診を遠ざけている患者様もおられると思います。早期診断、治療のためにも、体のことで気になることがあれば、どんな些細なことでもお気軽にご相談いただければと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
略歴
2003年 | 東京慈恵会医科大学 医学部医学科卒業 |
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2003年 | 東京女子医科大学病院にて 臨床初期研修 |
2005年 | 東京慈恵会医科大学附属病院、第三病院にて臨床後期研修 |
2007年 | 独立行政法人国立病院機構西埼玉中央病院勤務 |
2008年 | 東京慈恵会医科大学附属病院消化器肝臓内科、内視鏡科勤務 |
2011年 | 東京慈恵会医科大学 葛飾医療センター消化器肝臓内科勤務 |
2018年 | 東京慈恵会医科大学第三病院消化器肝臓内科勤務 |
認定資格
- 医学博士
- 所属学会
- 日本内科学会認定内科医
- 日本消化器病学会消化器病専門医
- 日本肝臓学会肝臓専門医
- 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
- 難病指定医