身体の状態を詳しく診察します。
(風邪・高血圧・脂質異常症・糖尿病・花粉症などの生活習慣病診断治療まで診察)
内科は、風邪などの一般的な病気の対応だけでなく、身体全体で様々な症状が発症した際に、最初の窓口として診察する役割も担っています。一般内科医としての豊富な経験を活かし、風邪やお腹などの諸症状のみならず、身体全体で起きる様々な症状にも対応させていただいております。消化器系の病気以外にも、慢性的な生活習慣病の診断や治療にも対応しているため、突然の体調不良などでどの診療科を受診すれば良いかわからない場合には、まずは当院までご相談ください。あらゆる病気にも対応できるよう、様々な診療体制を整えてお待ちしております。
健診で以下のような異常を指摘された場合などは、お気軽にご相談ください
- 血糖値(HbA1c)が高い
- 中性脂肪値が高い
- BMIが高く肥満の傾向がある
- 尿酸値が高い
- 肝機能の異常(γGTPが高い)
- コレステロール値(総コレステロール、悪玉のLDLコレステロール)が高い
- 血圧が高い
- 貧血の傾向がある
- その他腎機能異常、白血球数異常、腫瘍マーカー異常などの血液検査異常
- ピロリ菌陽性、ABC健診異常、便潜血陽性、胃バリウム検査異常
- 心電図やレントゲンの異常
胸部X線のAI読影システムを導入
当院では異常陰影検出の精度向上を目的に、胸部X線のAI読影支援システムを導入いたしました。
これにより、医師単独で診断を行う場合と比較して、検出率が9.95%向上することが確認されました。
医師の経験と知識にAIの最新技術を組み合わせることで、より正確で迅速な診断が可能となり、患者様に最良の医療を提供できると考えております。今後も引き続き、医療の質の向上に努めてまいります。
このような病気・症状を診ています
一般内科
循環器(心臓)の病気・症状
- 不整脈
- 狭心症
- 心不全
- 動悸
- 息切れ
- 胸部の痛み
- 胸部の違和感 など
必要に応じ高度医療機関への紹介も行います。
呼吸器(肺・気管)の病気・症状
- 気管支喘息
- 肺炎
- 咳喘息
- アトピー咳嗽(がいそう)
- 咳
- 痰
- 息苦しい
- 呼吸困難 など
必要に応じ高度医療機関への紹介も行います。
腎臓・尿路の病気
- 慢性腎臓病(CKD)
- 尿路感染症
- 尿路結石
- 過活動性膀胱
- 膀胱炎
- 前立腺肥大 など
その他の病気(耳鼻咽喉科領域、皮膚科領域など)
- 湿疹
- 副鼻腔炎
- 扁桃炎 など
一般内科で良く見られる病気
風邪
風邪の主な原因はウイルス感染と細菌感染になります。一般的に全体の8~9割はウイルス感染で、残りは細菌感染と言われます。主な症状は、鼻・喉の粘膜異常による鼻水や喉の痛みなどです。細菌感染の場合は抗生物質によって治療できますが、ウイルス感染の場合は抗生物質が効かないため、症状を抑制する薬の服用や水分・栄養補給などの対症療法を行い、安静状態を保って治癒させます。
また、呼吸器系や扁桃腺、副鼻腔に細菌の感染が起きている可能性が高い場合には、抗生物質を使用して治療を行うこともあります。
風邪は一般的な病気のため軽視されがちですが、中には肺炎や髄膜炎など重症化することもあるため、慎重に経過観察することが大切です。
インフルエンザ
日本におけるインフルエンザの流行期は例年12月〜3月で、毎年約1,000万人が感染していると報告されています。インフルエンザの主な症状は、喉の痛みや咳といった呼吸器系の症状に加え、高熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感、食欲不振などの全身症状も併発します。中には重症肺炎や急性脳症(インフルエンザ脳症)などの重篤な合併症を引き起こすこともあるため、気になる症状が現れた際には自己判断せずに、できるだけ早めに当院までご相談ください。
急性胃腸炎・感染性腸炎
胃腸炎とは、胃や腸の粘膜にウイルスや細菌が感染することで胃や腸が炎症を起こす病気です。ほとんどの場合はノロウイルスやアデノウイルス、ロタウイルスなどウイルス感染ですが、中にはサルモネラ菌やカンピロバクター、腸管出血性大腸菌などの細菌感染の場合もあります。
主な症状は、発熱や下痢、腹痛、嘔吐などが挙げられます。特に下痢によって脱水症状を引き起こす恐れがあるため、適度な水分補給を行うことが重要です。脱水予防としては、主に下痢の際に行われる経口補水療法(ORT oral rehydration therapy)がお勧めです。ORTは自宅で行うことができます。
また、ウイルス性の場合は、症状に対応した内服薬を服用して治療します。細菌感染の場合は、症状に応じて抗生物質を使用することもあります。
当院では、ORTのやり方のほか、家庭内感染予防法や治療中の食事についても詳しくご説明いたします。
気管支喘息・咳喘息
気管支喘息とは、気道に長期間炎症が続くことで気道が狭窄を起こす病気です。主に夜間や早朝に症状が現れやすい傾向があり、発作を起こすとフューフュー・ゼーゼーという喘鳴とともに呼吸困難に陥ったり、発作性の咳や痰を伴うこともあります。ここ30年間で日本国内における気管支喘息の患者数は約3倍に増加しています。
主な治療法は、ステロイド吸入薬と気管支拡張薬によって気道を広げることになります。ステロイド薬の副作用を心配される方もいらっしゃると思いますが、適切に使用すれば副作用を最小限に抑えることができます。ただし、気管支喘息はいったん症状が治まっても炎症自体は続いていることが多く、そのまま放置すると気道が元の状態に戻らなくなるリモデリングという状態を引き起こすため、注意が必要です。したがって、症状が治まっても自己判断で治療を中断せずに、しばらく通院を継続していただきながら治療を中断するタイミングを診断してもらうことが重要です。
頭痛
頭痛には、そのまま放置しても特に問題のないものから、早急に治療が必要なものまで様々な種類があります。中でも、同じ症状を長時間繰り返している場合は片頭痛や緊張型頭痛の恐れがあります。その際には、当院と連携する医療機関で頭部CTやMRI検査を行い、適切な治療を行うことを推奨しています。
また、突然頭部に今まで経験したことがないほどの激しい痛みを感じたり、頭痛とともに手足のしびれを感じる場合、発熱や嘔吐を伴う場合、しばらくしてから症状が悪化した場合などは、できるだけ早く当院までご相談ください。
胸痛
胸痛の原因も、頭痛と同様様々なケースがありますが、その多くは緊急性を伴わない病気です。しかし、中には心筋梗塞や狭心症、大動脈解離、肺塞栓症、気胸など緊急性を伴う重篤な病気の可能性もあります。
胸痛は多くの病気の一症状として現れるため、医療機関を受診して原因を特定することが重要です。まずは心電図検査や胸部レントゲン検査、または血液検査、心臓超音波検査によって症状を診断し、適切な治療法を検討します。また、当院で治療が難しい胸痛を伴う病気の場合には、連携する高度医療機関をご紹介いたします。
花粉症
花粉症とは、スギやヒノキ、ブタクサなど特定の植物の花粉がアレルゲンとなってアレルギー反応を起こす病気です。特に春のスギ花粉が全体の7割を占め、現在日本人の4人に1人が花粉症を発症しているという報告もあります。主な症状は鼻水やくしゃみ、鼻づまり、目の痒みなどが挙げられます。
主な治療法は、内服薬や点鼻薬、点眼薬になります。また、近年では舌下免疫療法という、時間をかけてアレルギー耐性を付けていく根治治療も行われるようになっています。治療については当院でご相談ください。
貧血
貧血とは、血中の赤血球濃度が低下した状態を指します。最も多いケースは、体内の鉄分が不足することで赤血球の産生が減少する鉄欠乏性貧血です。鉄欠乏性貧血になると、月経や高齢者のがんなどによって血液が流出した際に貧血を起こしやすくなります。
貧血の主な症状としては、頭痛や動悸、息切れ、めまいなどが挙げられます。その他、鉄欠乏性貧血の場合は鉄分不足によって抜け毛や肌荒れ、爪が割れやすくなるなどの症状を引き起こすこともあります。
貧血の原因は多岐に渡りますので、まずは医療機関を受診して原因を特定することが重要です。胃や腸からの出血が原因と考えられる場合には、胃カメラ・大腸カメラ検査によって詳しく診察します。その他、症状が改善されるまでは鉄剤の内服薬によって鉄分を補給します。
発熱外来
近年は新型コロナウイルス感染症によって発熱によるご来院が増加しております。
当院では発熱外来を設置し、多くの発熱を伴う患者様を診療しております。